建築学生解体新書
― 学生コンペに対する解剖と挑戦
設計コンペ
2022年10月22日(土),23日(日)参加無料
東京・建築会館ホール + オンライン中継
Overview
概要
建築学生解体新書
― 学生コンペに対する解剖と挑戦
(学生ワークショップ2022 テーマ)
設計コンペは、古代ギリシャ期から存在していたとされています。西洋建築史上、2500年を超える歴史を持っているため、設計競技の歴史を辿ることは、それすなわち、建築史そのものを再読することに繋がります。
日本における最初の設計競技は1889年に行われており、実に130年以上の歴史を持っています。実施設計のためだけではないコンペの意義が拡大していく中で、我々にとって身近な存在となりました。
のちに生まれる学生コンペという新たな枠組みは、本来の設計競技が持つ目的を超え、学生独自の視点による自由な表現の場となりました。それは同時に、高度経済成長期やバブル経済、震災や少子高齢化など社会的な問題から大きな影響を受けながらも、それらの事象を明快に乗り越える力を読み取ることができます。万博から50年、バブル崩壊から30年、震災から10年など、大きな節目を迎えている今だからこそ、もう一度過去を振り返り、現在を見つめなおすことが大切なのではないでしょうか。
そこで本コンペでは、今後の建築学生の在り方を模索することを目標に、過去に実際に行われた時代の節目となるような設計競技の課題をそのまま引用した異例の設計コンペを開催いたします。
現代の学生が過去の設計コンペに挑戦することで、今昔でどのような違いが現れるのかを模索するという実験的な側面も持ち合わせています。
各世代の元建築学生らとの審査・議論から、過去・現在・未来の建築の在り方を探ることで、皆さんの設計の幅を広げる一助となることを期待しています。
Theme
募集テーマ
参加者の皆さんには過去に実際に行われた下記4つの設計コンペテーマの中から、応募するテーマ1つを自身で選んで挑戦して頂きます。
A 第26回セントラル硝子国際建築設計競技 1991
「EAST MEETS WEST」
B 第24回日新工業建築設計競技 1997
「エッジに住む」
C 第8回エス・バイ・エル住宅設計競技 1998
「モナ・リザの家」
D 第14回 TEPCO 快適住宅コンテスト 2010
「ダメハウス」
各テーマの詳細についてはこちらをご確認ください
※審査会に関して、一次審査では応募者による1分間の小プレゼンが、二次審査ではファイナルプレゼンが含まれますのでイベント当日は会場にお越しいただくか、オンラインでリアルタイムプレゼンをしていただきます。なお、作品制作人数の制限はありませんが、来場可能人数は1作品につき5名までとし、当日来場人数が多い場合、同時にホールに入れる人数を制限する場合があります(中庭や会議室などで待機場所を用意する予定です)。
さらに本設計コンペは、学生ワークショップ2022の「リサーチ部門」と並行して行われます。イベント中に行われるプレゼンや展示、審査会後等に行われる学生とゲストによるディスカッションも含めてお楽しみください。詳細はこちらをご覧ください。
Requirements
募集要項
主催
協賛
日本建築学会
登録/応募開始
2022年8月26日(金)
世界堂、長谷工コーポレーション、類設計室
作品応募締め切り(延長後)
※締切が再延長されました(10/14)
エントリー締切:2022年10月18日(火)23:59
作品データ提出締切:2022年10月21日(金)23:59
A1シート郵送:2022年10月21日(金)17:00まで建築会館必着
(持ち込みの場合:2022年10月22日(土)9:00まで)
締め切りを過ぎてからの提出、または、イベント当日の修正や追加提出等は一切認められません。
作品応募に関する質問等は公式TwitterのDMまたはメールアドレスから受け付けます。
応募資格
登録方法
全国の建築系学生(学年・学種を問いません)
※当日ホールへお越しの場合、1作品あたり5名までとします。
※オンライン参加も可能となりました
本コンペに参加するためには、事前に当ウェブサイトの登録フォームから登録を行う必要があります。必要事項を入力すると、Eメールにて登録番号が交付されます。この登録番号は、応募にあたって必要となりますので記録または保存を行ってください。なお、複数案で応募する場合は作品ごとに登録が必要ですのでご注意ください。
なお、設計コンペの応募者は"建築会館への来場申し込み"は不要です。
また、番号通達後も当日の日程やプレゼンについてのお知らせをする場合がございますので、適宜登録のメールアドレスを確認するようにお願いいたします。
提出物
① A1シート1枚(パネル化不要)
※表面右下に35ポイントの文字サイズで登録番号を明記してください。登録番号以外の応募者を特定できる内容は記載しないでください。裏面は白紙としてください。
② A1シートのPDFデータ(100MB以下)
③ 設計趣旨(提出用フォームより200字以下で入力)
以上3点。
※模型は不要(シートへの模型写真掲載は可)
提出先
-
提出物①(A1シート1枚)を提出先まで送付。または2022年10月22日(水)9:00までに会場へ持ち込み
〒108-8414 東京都港区芝5-26-20
日本建築学会 建築文化週間 学生ワークショップ係
TEL:03-3456-2056 -
提出物②(A1シートのPDFデータ)及び提出物③(設計趣旨)を当ウェブサイトの提出用フォームより提出。
賞
審査員
審査方法
お問い合わせ
最新情報(公式Twitter)
注意事項
一等 1点・賞金5万円及び賞状
二等 1点・賞金3万円及び賞状
三等 1点・賞金1万円及び賞状
各審査員賞 5点・賞状
古谷誠章(有限会社ナスカ 代表取締役・早稲田大学教授)
五十嵐太郎(建築批評家・建築史家・東北大学教授)
山田紗子(山田紗子建築設計事務所)
山本至(itaru/taku/COL.)
板坂留五(RUI Architects)
一次審査:
2022年10月22日(土)、会場にて応募者による小プレゼンと審査員による公開審査
二次審査(ファイナルプレゼンテーション):
2022年10月23日(日)、会場での審査員による公開審査
一次審査通過作品について、二次審査を行い、各賞を決定します。この二次審査では、制作者によるファイナルプレゼンテーションと質疑応答に基づき審査します。なお、ファイナルプレゼンテーションはスクリーン投影によるプレゼンテーションを予定しておりますので、各自プレゼン資料(PPTなど)の準備が必要です。
※オンライン参加者は遠隔で会場と繋ぎ、リアルタイムでプレゼンをしていただきます。
-
応募作品は未発表であり、応募作品の一部あるいは全部が他者の権利を侵害しないものに限ります。
-
同一作品の他設計競技との二重応募はできません。
-
応募作品の著作権は応募者に帰属しますが、応募作品の掲載など公表等に関わる権利は主催側が保有します。
-
応募作品は返却しません。
-
応募に関する費用(送付・税金・保険など)は、すべて応募者の負担となります。
-
取得した個人情報は、本設計コンペの運営以外には使用いたしません。
-
会場の様子が配信されることをあらかじめご了承のうえご参加いただき、発表に使用する図や写真等は、他者の権利や利益の侵害とならないよう発表者自身で十分にご注意ください。
-
規程外の問題については、応募者が自身で判断し決定してください。
-
本コンペで用いられる過去のコンペ要項の中には、現在の社会通念に照らして、著作権や肖像権の扱いの考えが現在と異なるものもありますが、歴史的な応募要項であるため、当時の応募要項の文面を尊重し、特に修正はしていません。こうした過去と現在の法的権利の違いなどの扱いについては、前述の条件に関わらず、応募者自身でその扱いを考え、最終的な表現をしてください。プレゼンテーション時に、どうしても現在の法的環境にあわない作品があった場合は、作品の一部を伏せて公開せざるを得ない可能性もあります。